
マクロビオティックは明治時代の食医である桜沢如一教授によって確立されました。
食医とは食事によって病気を治療する医師のことで、桜沢教授は陸軍薬剤官の石塚左玄の食養法で、大病を完治させ、その後、食養法の研究に努められました。
戦後は、自らの食養法(マクロビオティック)を全世界に広めていくため、30カ国以上を訪れ、7千回以上の講演を行い、3百冊超える著書を出されました。
この積極的な活動によって、日本だけでなく海外でも多くの病人たちを救い、多くの若者を指導者として育て上げた桜沢教授は欧米ではジョージ・オーサワとしてその名を広く知られています。
マクロビオティックの広まりと同時に日本の食文化や指圧、ハリなどの東洋文化も諸外国で注目されるようになっていきました。

マクロビオティックの良さを伝えたのは、桜沢教授だけではありません。 アメリカを中心に食事法などの研究活動を行っていた久司(くし)道夫先生も、マクロビオティックについて科学的にも実証してきました。
アメリカ人の健康を向上させたとして、日本人では初めてスミソニアン博物館(アメリカ歴史博物館)にも殿堂入りされ、ノーベル賞の候補としても推薦されたことがあるなど、その功績は有名です。
他にも、当時のアメリカの医療費増大による財政的危機で国家規模で医療改革が進められていた背景や、アメリカが多民族国家であったことなど、広まる要因はたくさんあります。
危機的状況にあったその当時、奇跡的に現れたマクロビオティックは、当時の人々にとってまさに救世主のような存在だったのかもしれません。

近頃ではマクロビオティックという言葉をテレビや雑誌などのメディアで頻繁に耳にするようになりました。
マクロビオティックは美容と健康への新しい方法としてたくさんの注目を集めています。
また、トム・クルーズや、マドンナ、坂本龍一など世界で活躍する人々が積極的に実践している事でも話題になっています。